帰って来た貴方を
後ろから抱き締めて
「の、野分？」
細くてさらさらの髪に
そっと口付けて
その髪から覗く耳を
軽く食む
「んっ！」
反応する貴方に
「好きです」
そう何度も
耳元で囁けば
「…知ってる」
少し怒ったような
声が返ってきたけれど
その耳も
その首も
紅く染まっていて
「かわいい」
可愛くて
愛しくて
強く抱き締めて
「こらっ！離せって。着替えてくるから」
「手伝いましょうか？」
「っ！？」
ますます
赤くなって
可愛い
「ウソです。ご飯用意して、待ってますね」
そう言って
こちらを振り向く貴方に
にっこりと微笑んだ
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コメント
このたびは、ご迷惑をおかけしました。
月の輪 様に捧ぐ
2007.4.1
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りぃ。様、
ご迷惑だなんて、とんでもないです。
可愛い迷子メールで、全然、問題ありませんでしたが、
思いもかけず、こんな素晴らしい作品を頂きまして
かえってラッキーと言うか、有り難き幸せにございます！！