月の輪堂 ６９９６ 踏み付け
「新しい部下」
第一印象は
綺麗なやつだな
だった。
ただ、それだけ。
そういう趣味では、なかったし
ただ一般論的に、
そう思っただけだった
数日過ぎて解ったこと
こいつ。
文学の熱意はいい
すごく、いい。
けど人として
無自覚で、危ない
他人に与えている
自分の印象が
どんななのか
まるでわかってない
それに対して、自分が
無防備だってことに
ぜんっぜん気付いてねぇし
「上條」
「はい？」
少しだけ俺が近付くと
そのまま見上げてくる
じっと、見つめて
「あの？何ですか」
今も、こうして無防備過ぎるしなぁ
どうするんだよ。
俺がその手の人間だったら
でも、まぁ。
とりあえず、
抱き付いて
色々と確認
「！？教授！？何ですか！？何抱き付いてるんですか！？」
おお。さすがに、慌てるか。
しっかし、こいつ。なかなか抱き心地いいな
ちょっと男としては
「やっぱりお前、華奢すぎ」
「それは、わざわざ抱き付いて確認することですか！？」
こう返してくる反応も良いし
「着やせするやつもいるじゃん」
そうだな。
「だからって、いきなり抱きつく人がいますかっ！？」
「まぁまぁ。飯、奢ってやるし」
気に入った。
反応もいいし
抱き心地もいいし
「上條」
「何ですか！？」
「これから、よろしくな」
「あ……はい。よろしくお願いします」
<<コメント>>
月の輪堂にて、毎度毎度、妙な数字ばかり踏んでます。
月の輪 様には、毎度お世話になっておりますm（_ _）m
「新しい部下」に対して印象です。
本来の「助教授（今は准教授）」のなり方がいまいちわからないため
ほぼ「初対面」状態で話を書きました。ハイ。すいません。
初対面じゃなかったりして……。
でも、まじまじと近くで見たのは初めてということにしてください
さて、離婚が成立して、独り身な教授ですから
ヒロさんへ「すってんころりん」でもよかったのですが（おぃ）
あまりそっち方向にいくと、蒼ちゃんに怒られそうですから……
「お気に入り」のみに……
すいません。今回はこんな感じで……。
2007.5.3
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りぃ。様、
無茶なリクエストにも拘らず、素敵な作品を書いて頂きまして
有り難うございます！！蒼太様にも大変失礼致しました。
病気のクマでスミマセン〜。ｍ（；×（・）×；）ｍ
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